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沖縄から北海道へ。「不安より楽しみを」インフラエンジニアの挑戦



琉球frogs18期の協賛企業であるさくらインターネット株式会社。


今回は、北海道のデータセンターでインフラエンジニアとして活躍している平良 駿弥(たいら しゅんや)さんにお話を伺いました。


沖縄生まれ・沖縄育ちで、中学生のころからIT一本を志し、専門学校卒業後の2025年にさくらインターネット株式会社へ入社。現在は、日本最大級の郊外型大規模データセンターが置かれる北海道で、サーバーの保守・構築業務を担当しています。


「県外に出ることへの不安より、楽しみの方が大きかった」と語る平良さんが、キャリア選択の軸や沖縄の学生へのメッセージを語ってくれました!




さくらインターネット株式会社

SRE本部 サイトオペレーション部 石狩勤務

平良 駿弥 さん(2025年度入社)




ー本日はよろしくお願いいたします!まずは自己紹介と、現在のお仕事について教えてください。


平良駿弥(たいら しゅんや)と申します。2025年度入社で、出身は沖縄です。


現在の業務は、簡単に言うと「保守」と「構築」です。お客様に提供しているサーバーに不具合や故障のアラートが出た際に対応したり、逆にこれからサービスインするサーバーの新規構築を担当したりしています。



IT一本で歩んできたキャリアの出発点



ー学生時代、将来の仕事についてどんなことを考えていましたか?


中学生のころからIT系の仕事に進みたいとずっと思っていました。最初のきっかけはゲームが好きだったこと。「ゲームを作れたらいいな」という気持ちから始まり、いろいろ調べていくうちにインフラエンジニアという職種に魅力を感じて、その道を選びました。


高校も商業系でIT専攻に進み、その後は四年制の専門学校へ。IT一本でここまで来た感じです。



ー数ある企業の中で、さくらインターネットを選んだ決め手は何でしたか?


大きく2つあります。ひとつは、フロントからバックエンド、そしてデータセンターの運用まで、上流から下流まで自社で完結しているところです。他社に任せず一貫して手がけているので、キャリア的にもいろんな方向に広げやすいと感じました。


もうひとつは、実機に触りたかったこと。昔からPCを自作するのが好きで、自社でデータセンターを運用している会社に絞ったとき、さくらインターネットにたどり着きました。



沖縄を離れるという選択、なぜ北海道を選んだのか



ー配属先として北海道を選んだ理由や経緯を教えてください。


入社してから話を聞いていくうちに、運用しているデータセンターの中で北海道のデータセンターが規模・設備ともに社内で最も大きく、最新だということがわかりました。ニュースでも取り上げられるくらいの施設なんです。「最新機器に触れられる環境に行きたい!」という考えで、最終的に北海道を選びました。


仕事面では、「筐体をひたすら自分たちでバラして組み換える」と思っていたんですが、構築作業は完成品が納品されてきて、それを設置・配線するというスタイルでした。最初は少し驚きましたね。ただ保守の場合は、アラートを読み取ってサーバーをしっかり分解・対応するので、実機に触れるというやりがいは十分あります。





県外への挑戦は、不安よりも楽しみを持っていた。



ー 県外で働くことへの不安や迷いはありましたか?


正直、そこまで不安はなかったんです。インフラエンジニアを目指すと決めたとき、沖縄には関連企業がそんなに多くない、という現実を就活中に把握していました。なので「県外に出ないといけない」という意識は早い段階でできていましたね。


迷うというより「楽しみだな」という気持ちが大きかったですね。強いて言えば、自炊できるかな?という不安はありましたが(笑)。


データセンターでの仕事は出社なので、職場でみんなと顔を合わせられる環境だったこともよかったです。一つ上の先輩や同期とプライベートでも遊びに行くようになって、気づいたら孤独感がなくなっていました。



これから挑戦する学生へのメッセージ



ー 県外への挑戦を経た今、就活中の学生や県外就職を考えている学生へアドバイスをお願いします!


「とりあえず行動しろ」、これに尽きます。


インターンシップや会社説明会に参加しないまま、頭の中だけで企業を選んでいる学生が多い気がしています。自分が3年生のころ、担任の先生が「どんな会社でもいいから必ず参加しろ」と言い続けてくれました。そのおかげでクラス全体が積極的になって、「あれ、この会社意外といいじゃん」という行動から得られた発見がありました。


最近は県外企業でもオンライン説明会が増えているので、まずは参加してみてほしいです。情報だけ見て判断するのが一番もったいないと思います。




ー県外に出ることが不安な学生へ、経験者として伝えておきたいことはありますか?


知らない土地に友達も誰もいない状態で飛び込むのは不安だと思います。でも、意外と会社の人たちが助けてくれます。自分もそうでした。


会社の先輩が「沖縄から来る子、大丈夫かな」と気にかけてくれていたみたいで、歓迎会を開いてもらったり、一緒にラーメンイベントや映画に行ったり。対面で顔を合わせる環境だと、向こうから来てくれることも多いです。


ガツガツいかなくても大丈夫。その土地のイベントや文化にも積極的に参加すると、楽しみが増えますよ。




ー学生時代にやっておけばよかったこと、逆によかったことを教えてください。


やっておけばよかったのは、もっとコードを書くことですね。入社してから同期のレベルの高さに驚いて、「なんで自分はこの会社に入れたんだろう」って思うほどでした(笑)。授業で習ったことだけでなく、自分で他の言語にも手を伸ばしておけばよかったなと思います。


やっていてよかったのは接客のアルバイトです。約3年半、家電量販店で働きました。


エンジニアとして技術を磨いても、仕事は自分ひとりでは完結しない。営業の方やチームと円滑にコミュニケーションをとる力は、接客業で鍛えられたと感じています。





これからのビジョンについて。



ーエンジニアとして、今後どんなことに挑戦したいですか?


大きく2つあります。ひとつは「発信」です。データセンターの仕事は、社内外を問わず「何をしているのか」がなかなか伝わりにくい。部内でも「もっと発信していこう」という動きがあって、そういう取り組みができたらいいなと思っています。採用にもつながる話ですし、入社前のギャップを減らすためにも大切だと感じています。


もうひとつは「フルスタックエンジニア」になること。友達とも話している長年の目標です。


【フルスタックエンジニア】

Webサイトやアプリケーション開発において、本来なら複数人の専門家で分担する「フロントエンド」「バックエンド」「インフラ・サーバー」の全工程を1人で担当できるエンジニア(※各IT用語解説・検索定義を基に作成)



ー将来的に沖縄に関わるような仕事や活動は考えていますか?


最終的には沖縄に帰りたいという思いがずっとあります。


農業系の仕事をしている友達がいて、「ITを使って農作業を自動化できたらいいよね」という話をよくするんです。たとえば土壌の水分量をセンサーで検知して自動で水やりするような仕組みがあれば、高齢の農家の方でも負担が減る。そういう形で沖縄の課題にITで関わっていけたら、と思っています。





取材を終えて


「不安より楽しみの方が大きかった」という言葉が印象的でした。沖縄から県外への挑戦には不安や迷いがつきものですが、まず行動をして、挑戦の中で楽しみを見つけていくという指針は沖縄の学生の皆さんにつたえるべき大切な指針だと感じました。


また、平良さんの行動力の背景には、中学生のころからブレなかったIT志向と、先生や先輩など周囲の後押しがありました。情報を伝えるだけでなく、良さを伝え行動に移してもらうまでの後押しが大切であると私自身気づきを得ることができました。


沖縄の学生に向けて「まず参加してみて」と語りかける姿には、自分自身が行動し続けてきた経験からくる説得力がありました。自身の技術を使って沖縄に貢献したいという未来への目線も、とても楽しみです。


平良さん、ありがとうございました!


 
 
 

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