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銀行は人の人生と繋がり続ける仕事〜琉球frogs15期協賛企業インタビュー〜




2023.10.04

インタビュー:嘉数

ライター:井上


今年で15年目という節目を迎えた琉球frogs。

琉球frogs15期の活動を支援してくださっている協賛企業さまの取り組みや協賛に対する思いなどを多くの学生に知ってもらいたく、インタビューを行いました


今回は株式会社沖縄銀行の新城さんのインタビュー記事です。














株式会社 沖縄銀行 

人事部 人事・研修G 

新卒採用リクルーター 調査役 

新城 知輝さん




経済の血流を回している使命感が銀行にはある

ーー早速なんですけれども、新城さんの自己紹介とこれまでの経歴をお聞きしたいです。

はい、現在、沖縄銀行で人事部の採用担当として勤務してます。入行して12年目になりました。約2年前に営業部から人事部に移動して、主に就職活動生向けの広報活動も行いながら、中途で入ってくるキャリア採用の窓口業務も担当しています。私の就職活動は、県外の大学を卒業してから沖縄に戻ってくるという、いわゆるUターン就職でした。


ーーそうなんですね!なぜUターン就職しようと思ったんですか?

もともと自立しながら勉学に励むために、県外の大学に行っていろんな経験をしたいなと思って沖縄を出ました。沖縄を出てみて思ったのは、沖縄ってやっぱり観光立県ですごいんだなということです。


大学で知り合った友人にも、沖縄いいよねとか、沖縄の人とっても大好きだよとか、海いいよねって、沖縄って言っただけでフューチャーされるというか。そう言われるのは自分のことのように嬉しくて、やっぱり沖縄に帰って、沖縄の経済に貢献していきたいっていう思いでUターン就職を決めました。


ーー沖縄の経済に貢献したいという思いから、就職先を沖縄銀行様に決めた理由を教えてください。


そもそも銀行に就職しようと決めた理由が、合同説明会に行った時、当時の採用担当者に「今ここに参加している皆様が銀行の取引先といってもおかしくない。経済の血流を回している使命感が銀行にはあるんだよ」と説明を受けたんです。


そのときに「あ、銀行ってかっこいいな」と思ったのが目指すきっかけになりました。あとは、実際に会社のビジョンをしっかり伝えてくれたのが、沖縄銀行だったので早い段階で 沖縄銀行に絞りました。


ーー銀行に就職したいと思ってる学生もいると思うので、新城さんがどう就職活動をしたのか覚えている範囲で教えてください。


今とはだいぶ違って、当時はとにかく自分で足を運んで企業研究をしないといけませんでした。県外にいたので、なかなか県内の学生みたいに沖縄の企業さんと多く関わる機会がないので、出会う機会がある時には、自分を覚えてもらう努力をしましたね。


沖縄に戻った時には、必ず会社訪問をして、その時質問するために、前もって情報収集して望むようにしていました。会社訪問は3・4回行ったんじゃないかと思います。最後の方には、お前はもう来ても聞くことないだろ(笑)と言われるぐらいやりました。


結果として、自分からアクションを起こすことが大事なんだなってこともわかりましたし、今こうやって入行できてるのも、自分で行動した結果だと思います。





銀行は人の人生のスポット的な関係ではなく、その人の人生と繋がり続ける仕事


ーー本部で人事をされているそうですが、お仕事の内容を詳しくお聞きしたいです。あと、学生は銀行というと窓口のイメージが強いと思うのですが、本部ではどういったお仕事をされるんですか?


今は採用の広報活動をしていて、主に学生と関わるような仕事をしています。それこそ合同企業説明会で、沖縄銀行ってこういう会社ですよって説明する役割です。


学生の方々がミスマッチにならないように、やりがいももちろんなんですけど、厳しさだったり、辛さも伝え、企業研究できるサポートをする仕事です。そのため、出張も多く、東京、大阪、福岡に行って、合同説明会を開催しています。これはいわゆるイベントなんですけど、 そのイベントを考え、企画もしないといけないっていうところが、本部と営業店との違いだと思います。


学生に刺さるプレゼンや業務体験を0から考えないといけないので、企画力が大事だというのは、本部に来て感じたところですね。今は就職活動期間全体を通して、 1つの企画なんだと感じながらやってるので、大変でありつつもやりがいを感じてます。


ーー最初に沖縄銀行様に入行したときは、 営業支店で営業をされていたんですか?


そうです。銀行は窓口で事務作業をするイメージが強いかもしれませんが、私は逆に銀行イコール営業という思いで就職しました。例えば、クレジットカードを売るとか、お客さんにローンを勧めるとか、生命保険、投資信託っていろんなジャンルがある中で、お客さんのニーズを捉えてどうやって販売するかってところにやりがいを感じるだろうなと思って。


なので、来月から広報活動をお願いしますって言われたときは寝耳に水でとても驚きました。手に武器を持たないまま仕事が与えられたみたいな感じでした。事実、プレゼン資料なんて作ったことがなくてyoutubeで基礎講座を見ながら、見よう見真似でやっていたときはちょっと大変でした。


ーー話を聞いただけで、大変そうだなと思いました(笑)でも、とりあえず実践してみるというのが、今後の良い経験に繋がっているようにも感じます。新城さんがこれまで12年働いた中で、印象に残っていたり達成感を味わったことがあるお仕事はありますか?


ありますよ。入行して2年目に担当した教育ローンのお客さんです。教育ローンは、 子どもを大学や専門学校に進学させるため、お父さんやお母さんが頭を下げに来るんです。当時、私は22・3歳の若造だったにも関わらず、40代・50代のご両親が、どうにか子供のためにお金を貸してくれないかって来ることが多く、そこで、ご両親の個人情報や経済状況等を細かく聞いてお金を貸すことができるかできないかを判断するんです。


その結果、お貸しできた際には、涙を流してお客さんがありがとうと言ってくれるんです。その涙も自分のためじゃない、子どものための涙っていうところを目の前で見ると、この仕事やっててものすごく良かったなって。しかもこのお客さんは融資をしただけで、終わらなかったんです。


お子様が東京の専門学校に行くための教育ローンをサポートしたんですが、お子様に会いに東京に行ってきたってことで、わざわざお金を貸した1年後に会いに来てくれて「 今こういう環境があるのも、新城さんがあの時サポートしてくれたから、お礼がしたくてお土産買ってきました」って言われた時はこれもまた嬉しくて。


銀行は人の人生のスポット的な関係だけじゃなくて、その人の人生と繋がり続けることができるんだと感じられた経験でした。もちろん銀行は営業目標という数字を追いかける部分もありますが、お客さんのニーズを捉えて、 そこをサポートできるってところがやりがいに感じるところかもしれないです。


ーーありがとうございます。すごく素敵な話ですね!ちなみに、就活生のサポートをしている新城さんが感じる今、沖縄銀行様が求める人材とはどういう人材ですか?


そうですね。やっぱり「報告・連絡・相談ができる人」ですね。銀行は個人情報を細かく扱う仕事でもあるし、お金を扱う仕事なので、今このお客さんがどういう進捗状況なのかというところは、いいことも悪いことも全部報告しないとチームワークがとれないんですよ。


あと、些細なことでも他の人に共有できないと、いつの間にか1人でパンクして潰れてしまうこともあります。ストレスコントロールができることも大事ですね。


制度の部分で言えば休みをしっかりとってもらうことです。私も来月から育児休暇に入るんですけれど、従業員の満足度を上げるための制度も多くあります。今は男性職員の育児休暇は義務化されました。だからこそ、報告・連絡・相談が重要なんです。どんなに仕事が溜まっていても育休に入りますから。


ーー育休の義務化はすごくいいですね!では、最後に社会を変えたい、未来を創りたいと思い何かに挑戦しようとしている学生たちに向けて、応援のメッセージをお願いします。


今は、多種多様な業種というのが出てきている中で、職業選択ってかなり難しいと思うんですよ。情報収集ができる機能もたくさんありますし、私が学生の時とは全く違うような、職業選択の方法がたくさんあると思います。


でも、やっぱり1番大事なのは、自分がこの場所でこの地域で、何をして携わっていきたいかという点だと思います。自分がどう社会で役立っていきたいかっていうところは、まず自分探しをしてみないとできないと思うので、その過程を飛ばさず、自分が得意なこと、苦手なことは何なのかをしっかり見つめてください。


そこからたくさんの企業さんと、できれば対面で話して、会社の雰囲気を掴んで、会社のビジョンを汲み取って、就職選択をしてほしいなと思います。そこはぜひ妥協せずに頑張ってください!


ーーありがとうございました!




 

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