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どんな小さなことでも前向きに取り組む〜琉球frogs15期協賛企業インタビュー〜



2023.11.06

インタビュー:嘉数

ライター:井上


今年で15年目という節目を迎えた琉球frogs。

琉球frogs15期の活動を支援してくださっている協賛企業さまの取り組みや協賛に対する思いなどを多くの学生に知ってもらいたく、インタビューを行いました


今回は日本トランスオーシャン航空株式会社の山川さんのインタビュー記事です。














日本トランスオーシャン航空株式会社

価値創造推進部  企業価値推進グループ

山川 宗一郎 さん


沖縄の魅力を伝えたい


ーーはじめに、山川さんの経歴を含めた自己紹介をお願いします。



私は、現在、入社して5年目になります。新卒でJALスカイエアポート沖縄という、県内8空港で主に旅客ハンドリングとグランドハンドリングを行う会社へ入社し、最初の3年間はグランドスタッフとして、那覇空港のチェックインカウンターや搭乗口などでお手続きやご案内の業務を行っていましたが、4年目に日本トランスオーシャン航空(以下「JTA」という)に出向という形で現在の価値創造推進部に配属となりました。



ーーそもそも、JALグループへの入社を決めた理由は何でしょうか?



学生のころから県外の方と関わることが多くあり、その中で沖縄に住んでいると気づけなかった沖縄の魅力に沢山気付かされました。そういう経験から、沖縄の魅力を発信できるような企業に就職したいと思い始めました。

また、空港で働くことにも憧れを持っていたので、空港で働いて沖縄の魅力を伝えていけたらなと思ったことが大きなきっかけですね。



ーー空港で働くことへの憧れはいつごろから、どういうきっかけで生まれたんですか?



そうですね、沖縄は日本だけではなく、海外からもたくさんのお客さまがいらっしゃるので、空港で働いている人を見てかっこいいなという憧れは漠然とありました。また沖縄が好きなので沖縄に貢献できる仕事がしたいとも思っていました。


大きなきっかけとなったのは、韓国へ留学したときの体験です。大学生の時に1年間、韓国の大学へ留学をする機会をいただいて韓国の空港を利用したのですが、海外の空港を利用するのもはじめてで、日本国内の空港では、感じたことのなかった不安な気持ちを感じていました。


そんな時に、空港のグランドスタッフの方が親切に接してくださり、一生懸命日本語で話しかけてくれたことで安心して搭乗することができました。それがきっかけでかっこいい仕事だなと漠然とした憧れから、目標に変わりました。




 

ーー憧れの仕事に就職できたんですね!ちなみに、現在の業務内容を教えていただけますか?



現在は、JTAの価値創造推進部で、CS(顧客満足)に関する業務や、JTAのオフィシャルサイトの運営を主に担っています。その他にも地域貢献の一環として小学生向けの航空教室の開催や、主催・共催イベントの運営にも携わっています。


CS(顧客満足)に関する業務では、JTAの飛行機をご利用いただいたお客さまが、「どこに満足されているか」「どこにご不便を感じていらっしゃるか」など、日々、様々な数値を見て分析をし、施策を考え、企業価値の向上に努めています。


オフィシャルサイトの運営は、最新の企業情報や、JTAが行っている取り組みの紹介、採用情報などの掲載業務を行っています。


また、地域のイベントを盛り上げるために、JTAブースの出展なども行っています。例えば、子ども向けのイベントには、JTAの制服(子供向けのなりきり制服)を着用して写真をお撮り頂けるブースを出したり、折り紙ヒコーキ体験を開催するなど、地域の皆さまにも、参加頂いた皆さまにも喜んでいただける様に、イベントの内容に合わせた企画、運営を心がけています。この様な業務を通して、私が学生の頃に抱いていた「沖縄の魅力を伝えたい、沖縄に貢献できる仕事がしたい」という想いが叶えられていると感じています。


私たち価値創造推進部は、航空機の運航に直接関わる事のない業務も多く担当しており、「環境」「人」「地域」を三本柱にして仕事をしています。私の担当業務以外にも、やんばるの森や、サンゴを守る活動を支援したり、沖縄のこども達の人財育成活動に積極的に参加したり、地域活性のために地域産品を発掘したりと、幅広い業務を行っているのが特徴ですね。

JTAではその活動ポリシーに「結アクション」というキャッチフレーズをつけていて、ホームページでも紹介しているのでぜひご覧ください。


 





一緒に働いてる仲間がいるから乗り越えられる



ーー以前グランドスタッフとして働いていたときの業務に関しても、教えてください。



グランドスタッフは、直接お客さまと接する業務ですので、楽しいこともあれば大変なこともありました。空港は、様々な事情の異なるお客さまがいらっしゃって、台風などの天候にも大きく左右されるため、予測できないことが多く発生します。普段はのんびりとした性格ですが、その突然発生した状況(イレギュラー)をいかにお客さまに的確に、速やかにお伝えできるか瞬時に考えるようになったことは、自分にとって大きな変化と成長でした。


あとはチームワークが大事だということをすごく感じました。現場にいた3年間、本当に周りに恵まれていたと思います。空港で働いているときは、大変なこともたくさんありましたが、一緒に働いている仲間がいたからこそ乗り越えられたと思います。



ーー私も昨年からJTAさんといろいろ関わらせていただく中で、皆さんすごく仲がいいなと感じています。



今の部署も仲がいいと自分でも実感しています。SNSの運用やイベント運営、機内誌の企画業務、CS関連だったりと業務が多岐に渡り、一人一人がたくさんの業務を担当しているのですが、周りの同僚や上司が話しやすい雰囲気の人たちばかりで、分からないことがあったり、不安なことあったりすると気軽に相談できるので、多忙な中でも雰囲気の良い職場が保たれているんだと思います。



ーー仲の良さ以外にも働きやすい環境づくりなどがされているのでしょうか?



フレックスタイムの勤務制度や、育児をしながら活用できる短時間勤務制度などの多様な制度が整っているのも働きやすい環境になっているかもしれませんね。日々の出退勤時間をある程度自由に決めることができ、仕事とプライベートのバランスを取りながら充実感をもって働けています。リモートワークもできるので、さまざまな環境の方でも働きやすい職場かなと思っています。





自分がやりたいと思うことに前向きに挑戦し続けてほしい



ーー今後、山川さんが挑戦してみたいことがあれば教えていただきたいです。



せっかく価値創造推進部という様々なことに挑戦できる部署にいるので、自分自身の知識を増やして、沖縄の環境保全活動などを通して地域貢献に携われればと思っております。あとは、沖縄特有の地域課題の解決にも関われたらと思っています。


沖縄は島嶼県という特徴の中で、離島地域での人財育成においてまだまだ課題があると感じています。子どもたちがやりたい事や興味があるものに対して、住んでいる場所を理由にチャンスが制限されることがないよう、離島に住んでいる子どもたちもたくさんのことに挑戦できる機会を提供できればと考えています。そういった想いからも※frogsさんにも協力させていただいており、沖縄県内の離島路線にて多く運航しているJTAだからこそできる支援だと思っています。


将来、関わった子どもたちが航空業界に興味を持ち、一緒に働ける日が来たら嬉しいですね。


※2016年からJTAさんにご協賛して頂き、離島の学生を選抜することが可能になりました。JTAさん本当にありがとうございます!



ーー最後に挑戦している学生たちに向けてメッセージがあればお願いします。



私からのメッセージは「どんなに小さなことでも前向きに取り組むこと!」ですかね。琉球frogsに参加している学生さんたちは、積極的に地域社会の課題に向き合い、しっかりと行動に移していて、それって本当に素晴らしいことだと思います。


今やってることが、将来、自分の生活や仕事に直接的に関わることじゃなくても、絶対に何かしらの役に立つと思います。だから辛くて諦めそうになったとしても、自分がやりたいことに前向きに挑戦し続けてほしいです。


まずは小さいことからでも、自分自身が心ひかれることや興味があることに前向きに取り組み自らの成長に繋げていくことが大切だと思っています。一緒に新しい価値の創造に向けて頑張っていきましょう!


ーーありがとうございました。

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