仲間に寄り添って、みんなで成果を上げる〜琉球frogs14期協賛企業インタビュー〜
仲間に寄り添って、みんなで成果を上げる
2022.11.07
インタビュー・ライター:嘉数
今年で14年目になる琉球frogs。
琉球frogs14期の活動を支援してくださっている協賛企業さまの取り組み、応援への想い、そもそも応援してくださっている方々はどのような企業で、どのような方々なのか、多くの方に知ってもらいたく、インタビューを行いました。
今回は株式会社ブックオフ沖縄の石川さん、比嘉さんのインタビュー記事です。
株式会社ブックオフ沖縄
代表取締役社長
石川 悠 さん
株式会社ブックオフ沖縄
比嘉 涼子 さん
人に対する思いを伝え続けていく
ーー比嘉さんからインタビューさせていただきます。よろしくお願いします。まずは、比嘉さんがブックオフ沖縄へ入社した経緯を教えてください。
私は、学生の頃にブックオフ宜野湾店のオープニングスタッフとして、アルバイトで入社しました。
当時は株式会社アミカスという会社が運営しており、そこの創業者である佐喜真さんが、社員だけでなく、スタッフ(アルバイト)の皆さん一人ひとりに対する思いとか、気配りに感銘を受けて、こういう会社で私も働けたら嬉しいなと思ったのがきっかけになります。
7年前にはブックオフコーポレーション株式会社の子会社になり、株式会社ブックオフ沖縄になってからも、継続してこの会社で働かせていただいてます。
ーー佐喜真さんの思いって具体的にどのようなことでしょうか?
そうですね、アミカスの時は、私たち社員やスタッフ含め「家族だ」という風にいつも言ってくれて、 本当に一人ひとりのことを考えてくれていると日々感じていました。
その思いはブックオフ沖縄になった今でも継続していて、佐喜真さんの思いを当社の石川が受け継いでいるので、私自身もその思いを一緒に伝え続けたいと思っています。
失敗すること自体が間違いではない。
打席に立って、 バットを振る姿を見せ続ける。
ーー代表の石川さんとも「最後は人ですよね」という話を何度かしたことがあり、一緒に働いている仲間を大事にしてるんだろうな〜と思っていました😌笑
次の質問なのですが、比嘉さんはどのような時に仕事でのやりがいを感じますか?
人に対する思いを伝え続けていくことで、人が成長していくっていうのを実感できるところにすごくやりがいを感じます。
ただ、やっぱりうまくいかないことも本当に沢山あって、悩んだり、悔しい思いをしたり、辛いなって思うことももちろんありますね。
ーーもし可能であれば、その辛い経験についてお聞きしたいです。
店長として働いてる時に、スタッフさんとうまくいかないとか、社員同士で意思疎通ができないとか、自分自身の思いが伝わらないことに対してすごく悶々としていて、
そうすると、売り上げや利益に影響が出たので、それでまた悩んだりっていう日々を過ごしている時がありました。
ーーどのようにして、それを乗り越えたんですか?
やっぱり話すことが大事だと思っています。
まずは私自身の思いを伝える、私から心を開くっていう行動がなければ、相手が心を開くのは難しいと思っているので、何でもいいから声をかける、話す機会を持つということを心がけました。
今現在は仲間に相談することで、必ず誰かが助けてくれるっていう関係性ができていると思います。
私自身も全部さらけ出すようにしているので、上司だからとか部下だからとか関係なく、できなかったらごめんなさいって伝えるし、分からないことがあったら教えてくださいっていうことから始めています。
ーー自分自身をさらけ出したり、分からないことを素直に分からないと伝えるのって簡単そうで難しいと思うんですが、どのようにしてできるようになったんですか。
代表の石川の言動がまさしくそれだったんですよ。
本当に自分が間違っていると思ったら、しっかり頭を下げるし、できないことはお願いする、仲間を頼る、という姿を見て私も意識するようになりました。
なので今では、打席に立つのを心がけていて、自分自身がチャレンジして、打席に立っている姿を仲間に見せ続けたいなと思っています。
それがなければ、新しいことにチャレンジする人ってなかなか出てこないでしょうし、逆に失敗するっていう姿も見せたいなと思っていて、
失敗すること自体が間違いではなく、打席に立って、 しっかりバットを振るっていう姿を見せ続けることができたら、みんなも失敗を恐れず、いろんなことにチャレンジしていけるのかなと思っています。
思いに答えてくれる仲間がいる
ーー続いて、石川さんにインタビューをしていきたいと思います。石川さんがブックオフ沖縄で代表になった経緯を教えてください。
新卒でブックオフに入社してから、加盟店を担当する業務をしていました。
そして、今から7年前に当時加盟店だった企業様が、ブックオフ本社に会社を譲渡するというご決断をなさったことで子会社化することが決まり、私が派遣されたということがスタートになります。
ーーでは、代表を務めるのは沖縄が初めてなんですね。
はい、そうですね。代表業としては初めてですし、最初はやはり代表という感覚よりも本部の一部署を任されたという認識でした。
ただ、前のオーナーさん(佐喜真さん)と一緒に動いていく中で、代表を務めることの重みだったり、仲間を思う気持ち、覚悟などをたくさん教えていただきまして、今は責任や、やりがいを持って務めさせてもらっています。
ーーそうだったんですね。沖縄に赴任されて7年目ということですが、お店と共に石川さん自身が成長したエピソードがあればお聞きしたいです。
売り上げ規模はおかげ様で、少しずつ右肩上がりになっています。
要因としては、お店で取り扱う商材が、7年前と今で比較すると増えてるということがありますね。それに比例して、お客様と商材が紐づいてきているので、売上が少しずつ伸びているということがあります。
商材が増えるということは、我々が学ぶこととか、新たに興味を持つことが増えますので、少しずつ全員がやれることが増えると、その分また取り扱う商材も増えていくので、少しずつですが、成長を実感しております。
僕らの仕事は競合も多いですし、 楽に戦っていたら、いつかなくなってしまうという危機感を持っています。
ただ、今は、その思いに答えてくれる仲間がいるので、それが会社と自分自身の成長に繋がってるのではないかと感じています。
従業員の物心両面の幸福の追求と、事業活動を通じての社会貢献
ーー10年後のブックオフ沖縄をどうしていきたいと思っていますか。
10年後に同じ仕事を続けていると、 基本的には飽きられると思っています。
この世の中いろんなサービスが生まれてくるので、企業として変化することと、続けていくことを見極めないといけないなと思っています。
本がいずれ紙で読まなくなる時代が来たら、当然収益は落ちてしまいます。でも、今いる社員は基本的に20年ほど紙の本を扱ってきた方たちなので、本じゃないものやろうよと言っても難しいと思うんですね。
なので新しい仲間を増やしながら、価値観を変えていきたいなと思っています。新しい時代の会社の軸になるサービスや、商材を担う人材を増やしていきたいなと思っています。
ーー石川さんが経営をする上で大切にしていることはなんですか?
経営理念はブックオフ本社と同じで、一つは従業員の物心両面の幸福の追求で、もう一つが事業活動を通じての社会貢献です。
事業活動を通じての社員貢献を簡単にいうと、地域の皆さんに喜んでもらおうというのが基本的な理念です。
僕らがいることで、お客様の生活が少しでも豊かになるとか、あとはスタッフにこの会社で働き続けたいと思ってもらうことも、ミッションの一つです。
安心して、長く働いてもらうためにも、商材を時代に合わせて変化したり、また、僕らは飲み会が多いんですけど、仕事だけじゃないコミュニケーションを続けていけたらと思っています。
ーーコミュニケーションをすごく大事にされている印象があるのですが、そこを意識するようになったのはなぜですか?
やはり、人との関係を築くには、時間をかける回数っていう法則が僕の中ではありまして、会う時間と回数を掛け算すると、自然と距離が縮まって、相手のことを知れるので大事にしています。
そこを意識するようになったのは、やっぱり僕がそうされてきたからっていうのが大きいですね。
店舗には店長である社員一人と、あとは、アルバイトスタッフというのが、基本のパッケージなんですね。なので、 社員はまず店舗に一人で立ってから、本当のこの仕事の楽しさと、辛さ、大変さを知っていくということになります。
ーーそうなんですね。社員さん一人となると、大変そうですね。
そうですね。なので、これまでは普通にできていたことが、社員一人で現場に立つと意外とできなくなる人が多いんです。
それを自分なりに分析してみた結果、相談ができなくなる時にその傾向に陥りやすくて。簡単そうですが、意外と人って悩んだ時にすぐ相談ができないんですよね。
自分だけで考えたり、自分だけで何とかしようと思ったり、 もしくは弱みを見せたくないと感じる人が結構な割合でいます。 そうなった時に、店舗の売上って当然悪くなるんです。
それで、社員がどんどん孤独になり、悩み、数字が悪くなり、1番最悪なパターンは、それで辞めちゃうっていうことも、今までたくさん見てきたんです。
だからこそ、そういう時に僕は先輩や一緒にやっている仲間がお店に来てくれて、助けてもらったり、一緒にお店を立て直してもらった経験があるので 、やってもらったことを自然に僕もやっているのかもしれません。
ーーでは最後に、琉球frogsに挑戦している学生に向けてメッセージがあれば教えて下さい。
僕らが今年から協賛企業として参加させてもらったのは、思いに共感をしたからっていうのが1番でして、 何より、若者の世代を育成しながら一緒に寄り添うっていうその姿勢が、我々が目指している仲間に寄り添って、みんなで成果を上げていきましょうという思いと共感することが多いにあったことが第一です。
あとは、沖縄で頑張っている人が増えていくって何より楽しいじゃないですか(笑)
違う内容、違う業務、違う職種であろうと、思いを持ってみんなで何か1つに打ち込むっていうことが、僕らもやっていることですので、 琉球frogsと一緒に沖縄で頑張れることが、これからも楽しみです。
多くの企業さまの支援があって活動できた琉球frogs14期。
そんな14期も12月3日(土)には最終成果報告会が、12/17(土)・18(日)にはLEAP DAYが行われ、半年間の学びや気づき、そして選抜生の成長と、社会課題を解決するサービスプレゼンテーションを行います。
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