できない理由考えるんだったら、
どうやってできるのかを考えた方がいい
2022.11.07
インタビュー・ライター:嘉数
今年で14年目になる琉球frogs。
琉球frogs14期の活動を支援してくださっている協賛企業さまの取り組み、応援への想い、そもそも応援してくださっている方々はどのような企業で、どのような方々なのか、多くの方に知ってもらいたく、インタビューを行いました。
今回はアディッシュプラス株式会社の石川さんのインタビュー記事です。
アディッシュプラス株式会社
代表取締役
石川 琢磨 さん
起業も会社経営も自分自身が楽しいことをやってるだけ
ーーそれではインタビューを始めていきます。
早速ですが、起業するまでの経緯を教えていただきたいです!
僕、学生時代は車が大好きで、車関係の仕事に就きたいってずっと思ってたんです。
なので、車の大手企業と繋がっている研究室がある大学へ進学したかったんですが、そこへ行けなかったので、第一希望ではないところに入学しました。
ただ、本当に車が好きだったので、古い車を購入しては、自分で修理してということをやっていたら、学校やめて整備士の免許取っちゃってて(笑)
なので、大学は中退して専門学校へ通い、国家資格まで取得したんですけど、
ーーおお!国家資格まで!
そうなんです。でも、仕事って何?って思った時に、車をいじることと仕事が結びつかなくて、でも車は好きなので、なんかこの思いがあれば楽しく仕事できるかなーぐらいの感覚でディーラーで働き始めました。
ディーラーで働き始めたんですけど、このままでいいのかなっていうのは、すごく悩んだ時期があり、そこから、たまたま父親がIT系の仕事をずっと楽しそうにやってるなと思い、転職しちゃったのがこの(IT)業界のスタートです。
とはいえ、当時25歳くらいで、僕の中でもまだこれ!というものがなかったので、 35歳までに自分が魂を注げる仕事を絶対見つけてやるという気持ちでした。
なので、その後も多分3、4回転職しましたね。
それで、たまたま35歳の時に、今の会社の前身となるメンバーと出会う会社に入って、そのメンバーと若気の至りで「俺たちでできるかもしれない!」という思いから、起業とは少し違うのですが、とある会社で新しい事業部をつくらせていただきました。
その後、その事業部を他社に売却し、その買収してもらった企業が一事業部を会社に昇格(100%子会社)してくれたので、その子会社の社長に就任したという流れです。
ーー元々何かしでかしたいという思いはあったんですか?
僕自身、学生時代は全く意識も高くなかったんですが、一緒に事業部を立ち上げたメンバーに出会った時に、このメンバーとだったら、もっと面白いことできるし、もっといいことができるっていう気持ちが高ぶる感覚がありました。
ーー何か新しいことを立ち上げるのに不安はなかったんですか?
そこは鈍感でしたよね。みんな「やるぞ!絶対いける!」みたいな感覚でしたし、これがダメだったらどうしようみたいな会話は一切した記憶はないです。
すごくポジティブだったのと、できない理由考えるんだったら、どうやってできるのかを考えた方がいいよねっていうマインドは徹底してたかもしれないです。
ーー今現在の石川さんの経営者としてのモチベーションはなんでしょうか?
やっぱりせっかく仕事をするなら、 自分がすごく充実した時間を過ごしたいと思ってるし、自分自身が楽しいことやってるだけですね。
社会課題解決を誰とやるかがすごく大事
ーーアディッシュプラスの支店が茨城と宮崎にある中で、沖縄に本社があるのはどうしてでしょうか。
立ち上げのメンバーが沖縄にいたからっていうだけなんですけど(笑)
社会課題があるからこそ、そこにモチベーションを持って、仕事として選ぶっていう中で、やっぱり僕の中では「何をするか?より誰とするか?」っていうところがすごく大きかったので、たまたまこの人たちと仕事したいって思った人たちが、沖縄にいたからっていう感じですね。
自分が解決したい社会課題を見つけることは凄く素敵だし、やるべきなんだけど、それを誰とやるかってすごく大事で、誰とやるかが見つかれば、 多分成功の確率が圧倒的に上がるんじゃないのかなって気はしますね。
ーー誰とやるかを決める時の信念ってあるんですか?
最近は経営理念を自分の言葉で語れて、 そこに心底共感してくれてる人とかは、信用性が高いんじゃないのかなって気はします。
僕らの「よろこび、よろこばれる」っていうすごくシンプルな経営理念っていろんな解釈の仕方ができると思うんですが、
それを説明してもらった時に、まさに僕らが考えていたことと、言葉の合致の率が高ければ高いほど、合う気はしますね。
あとは、自分自身で発信することをすごく意識してました。常に同じことを言い続けましたし、説明し続けましたし、時にはこういう伝え方でも問題ないっていう幅をちょっとずつ広げながら、理解してもらうために発信してました。
僕でも何か残せるものがあるかもしれない
ーーアディッシュプラスは学生支援も行っていると思うんですが、それについてもお聞きしたいです!
宮崎県の日南市では、毎年2回かな、プログラムに応募があった学生が日南市にやってきて、自分と向き合いながら、地元の企業さんや、僕らも一緒に日南の課題を解決するプログラムを支援させてもらっています。
ーー学生と関わる機会を増やしているのはなぜですか?
ここ5年ぐらいですかね。何か残せるものがあるかもしれないという思いが強くなってきて、僕が30〜35ぐらいの時に「やればいいじゃん」って言ってくれた大人の人たちの存在ってすごくありがたかったなっていうのを改めて今感じているので。
僕ももしかしたらそういうことができるのかもしれないし、そうでなくても何かきっかけだったりとか、 若い人たちが少しでも仕事楽しいって思ってもらえたりだとか、魂注げる何かを見つけてくれたりだとか、そういうことに少しでも関われたらいいなって思いがありますね。
※アディッシュプラスさんが支援しているプログラムの詳細はこちら
絶対諦めないでほしい
ーー何か挑戦している学生に対してメッセージをお願いします。
やっぱり、諦めないでほしいし、自分を信じてほしいなって思います。
今の時代、自己肯定感が低い方が多いみたいな話も出ますけど、もっと自分を信じて全然いいと思いますね。
どうやったら信じれるのかっていうのを教えてほしいっていうのもあるのかもしれないんですけど、でも、まずは考えずにとりあえず信じてみるっていうことなんじゃないかなっていう気もします。
学生の可能性って本当にあるんだろうなと思ってるんで、少なくとも僕においては、若干コンプレックスもあって、 今の力にもなってるところもあるので。
大学を卒業してるわけでもないし、通ってた大学もすごい大学でもなんでもないし、でも今は何とか楽しく生きていけているので、
そういう意味では僕ができてるんだったら、誰でも絶対できるんだろうって普通に思うので、絶対諦めないでほしいなっていうことと、
頼れる人が絶対いると思うので、ちょっとだけでいいので、勇気を出して、一言声をかけてさえくれれば、ちゃんと聞いてくれる大人は絶対いるので、その勇気だけは持ってほしいなと思います。
ーー最後に、石川さん自身のこれから作りたい未来があればお聞きしたいです!
未来という意味では、僕も子供が今大学1年生なんですけど、やっぱり彼ら彼女らがこれから過ごしていく中で、やっぱり今よりもっといい世界であってほしいなっていう気がします。
社会課題とか、 すごく分かりやすい課題解決もあるかもしれないですけど、でも、やっぱり近くにいる人を幸せにするとか、全然そういうのでいいと思っています。
何百万人も幸せにすることはできないかもしれないけど、でも、近くの50人とかだったらできるかもしれないって思ってほしいです。
みんながそういうことに思いをはせて、チャレンジができて、それをちゃんと見届ける、守ってあげる、導いてあげる大人がいる世界みたいなものができたらいいですね。
多くの企業さまの支援があって活動できた琉球frogs14期。
そんな14期も12月3日(土)には最終成果報告会が、12/17(土)・18(日)にはLEAP DAYが行われ、半年間の学びや気づき、そして選抜生の成長と、社会課題を解決するサービスプレゼンテーションを行います。
どちらのイベントもチケットは無料です!
ぜひ、ご参加ください☺️
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