2024年度 海外派遣研修レポート〜その1〜
フィンランド編🇫🇮
半年間のfrogsプログラムを終えた選抜生の中から、サービスを本気で事業化することを決意したメンバーのみ海外派遣を実施する「Leapfrog研修」に今年も行ってきました✈️
今年の研修はなんと、フィンランド・エストニアです。
これまで15年間、シリコンバレーへ学生を派遣していましたが、数年前から他国への派遣もできなかを検討しており、ついに今年実現することができました!
フィンランドは創造性を重視した教育と持続可能な社会で知られていますし、エストニアは多くスタートアップのリーダーを輩出している国です。
この記事では、初のフィンランド・エストニア研修の様子をお伝えしていきます。
今回の海外派遣には、りま、杏美、美海の3名が参加しました。半年間の研修を通じて、サービス開発に真剣に取り組みながら、自らの成長とも向き合い、大きな変化を遂げたメンバー です。この経験をさらに深め、次のステップへつなげてもらうため、今回の派遣メンバーとして選出しました。
そして、そして1月でも気温20度の沖縄から氷点下のフィンランドへの研修✈️
初めての海外だけでなく、初めて雪を見ることになる学生もいて、出発前は楽しみより不安のほうが大きそうでした。

1日目
1月12日に那覇から羽田へ行き、羽田から13時間半のフライトを経てフィンランドのヘルシンキ空港へ到着しました。日本との時差は7時間のため、到着したのは13日の朝4時。みんなさぞヘロヘロかと思いきや、初めて見る雪に興奮して外に出てはしゃいでいました⛄️
その後、ホテルにチェックインして、午後から研修スタートです!
フィンランドの初研修会場はAalto Universityというフィンランドのスタンフォード的な大学の見学をさせていただきました。PBL型の授業に特化した学校で、学生がいつでもプロダクトを作れる施設も充実していました。
学内に学生用のサウナも設置してあるそうで、フィンランドのサウナ文化の浸透度が伺えました。
3人ともプロトタイプを作っている最中なので、自分が考えたサービスを形にできる充実した施設がある環境に感動していました。

Aalto大学の見学ツアーのあと、Aalto大学でアントレプレナーシップの研究をしているApurvaさんたちとお会いし、学生のサービスプレゼンを見てもらいフィードバックを頂きました。
杏美へのフィードバック
✅ 製品の仕組みとユーザーの体験
• 具体的にどのようにフレーバーを取り入れるのか?
• ユーザーにとって、どのような体験価値を提供するのか?
✅ 市場ニーズとターゲット
• 高齢者や介護施設向けに特化するのか、それとも一般市場にも展開するのか?
• どの市場を最優先ターゲットにするのがベストか?
✅ 販売戦略と価格設定
• 価格設定がターゲット層に適しているか?
• 製造コストを考慮し、利益を確保できるモデルになっているか?
りまへのフィードバック
✅ アイデアの共感性と実用性
• 「私も祖父母との会話で同じようなことを感じた」との共感があった。
• しかし、現状の機能だけで十分に使われるのか、さらなる価値を加える余地があるのでは?
✅ ユーザー視点の設計
• 実際に高齢者がどのように使うのか、ユーザー調査は行っているか?
• シンプルな操作性を確保するために、どのような工夫をしているか?
✅ 市場展開の可能性
• 高齢者と孫だけでなく、他の利用シーンにも適用できるか?
• 例えば、介護や医療の分野での応用も考えられるか?
今回、美海はサービスの方向性に悩んでいることもあり、相談という形で色々とアドバイスをいただいていました。
また、初めてお会いしたにも関わらず、暖かく迎えてくださり、1時間の予定を延長に延長を重ね2時間半も交流してくださいました。感謝しかありません。

フィンランド研修1日目は英語で説明を聞き、英語のプレゼンを行い、英語での質問に答える、英語漬けの1日となりました。留学経験のあるみうみが2人をサポートする形で初日にして学生だけでフィンランドの人たちとコミュニケーションがとれていました👏これが海外研修の醍醐味ですね🌎️
2日目
2日目はフィンランドの文化を知るために陶芸家のCatharinaさんのお宅を訪問させていただきました。
Catharinaさんのライフスタイルを見せていただき、『フィンランドは世界で最も幸福な国』と言われていることについて伺い、その考え方に学生も興味津々で英語でずっと質問をしていました。
Catharinaさんも当初お願いしていた時間を大幅に超えて、ほぼ半日私達に同行してフィンランドの文化を紹介していただきました。
夜にはフィンランドで働いているUXデザイナーの松崎さんにお会いしました。松崎さんとは全く繋がりがない中、SNSで突然お会いできないか連絡させていただいたところ、快く承諾してくださりお会いすることができました。
この2日間の滞在で、いつかフィンランドに住みたい!と感じ始めた学生もおり、サービスのフィードバックをいただく以外にも、幼少期から様々な国で暮らした経験がある松崎さんが、どうしてフィンランドで暮らすことに決めたのかや、フィンランドでの働き方などを伺いました。

フィンランドでは初めて訪問する私達をみなさん本当にあたたかく迎えてくださり、随所におもてなしの心を感じました。そのこといについて研修の中で聞いたところ「フィンランドはお互いを強く信頼し合う文化だから相手を思いやるし、幸福度が高いと言われていると思う」という言葉が印象に残りました。
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