2026年度 海外研修〜韓国・ソウル編〜
こんにちは!琉球frogsメンターの大嶺はづきです🙆
今年度の海外研修は、韓国・ソウルで実施しました✈️🇰🇷

2026年10月10日(金)〜13日(月)の3泊4日、韓国のスタートアップ支援機関や学生起業チームを訪問。
現地では、Synapse Internationalのイ・ミンチャン代表に受け入れやスケジュールの調整をしていただきました。そして今回の韓国とのつながりは、株式会社アルファドライブの麻生要一さんのおかげで生まれたものです。
現地での様子は、韓国メディアのAVING NEWSでも取り上げていただきました。
🇺🇸英語版の記事はこちら 🇰🇷韓国語版の記事はこちら
この記事では、研修に参加した4名の振り返りをもとに、現地での4日間の様子をお届けします!
今回の派遣メンバーについて
今回韓国を訪れたのは、琉球frogs生3名とfrogsNEOプログラム生の1名です。
※frogsNEOプログラムとは…frogsプログラムを卒業した学生の中から社会を変えるために本気で「起業」を目指す学生への追加支援プログラムです。
琉球frogs18期生
新垣 琉伍
平良 妃夏
與那覇 心仁
frogsNEOプログラム生
大城 翔斗(琉球frogs17期生)
今回の研修で大切にしたこと
今回の研修では、視察や見学だけで終わらせず、frgos生自身が直接参加し、自分の考えを伝える場を多くつくることを大切にしました。
現地の起業家・投資家の前での英語ピッチ
韓国の学生起業チームとのアイデア共有・交流
支援機関の取り組みを聞き、自分たちからもピッチを返してお互いを紹介し合う交流
自分の足で街に出て行う、現地の人への街頭インタビュー
言葉も土地勘もない場所で、自分から声をかけ、質問し、ピッチをして、フィードバックをもらいにいく。
frogs生たちの振り返りを読むと、4名全員がこの4日間で何度も自分の「遠慮」や「受け身」と向き合い、少しずつ殻を破っていったことが伝わってきます。
では早速、4日間の様子を振り返ります!
DAY1(10/10) ソウル到着、韓国から見た「沖縄の可能性」
ソウルの空港に到着後、Synapseのイ・ミンチャン代表と合流しました。ホテルへの移動中や夕食の時間には、韓国のスタートアップの特徴や雰囲気、ミンチャンさん自身の起業の歩みについてお話を伺いました。
自分たちとそれほど年齢の変わらないミンチャンさんの行動力に、frogs生たちは早くも大きな刺激を受けていました。

夕食では、現地コーディネーターのハンスさんから、沖縄・韓国・日本の関係についてもお話を聞くことができました。韓国から見ると、沖縄は
韓国や東京へ同じくらいの時間で行ける、アジアのハブとしての立地
世界中から観光客が集まり、ビジネスのテストがしやすい環境
地方だからこそPoC(実証実験)を回しやすい土地
として、大きなポテンシャルを持った場所に映っているそうです。
生まれ育った沖縄を外から見つめ直すことで、「沖縄の解像度が上がった」と話すfrgos生もいました。初日から、自分の当たり前が揺さぶられる時間になりました。
一方で、言葉の壁や緊張から、最初は自分から話しかけられなかったfrgos生も。自己紹介のタイミングで遠慮してしまったことを、その日のうちに振り返る姿もありました。この「悔しさ」が、翌日からの行動につながっていきます💪

DAY2(10/11) 街頭インタビューと、Unicorn Bridge by SYPでの日韓交流会
自分の足で、現地の声を聞きにいく
午前中は自由行動。frgos生たちは「自分のサービスは韓国でも求められるのか?」を確かめるため、それぞれ街に出て現地の方へのインタビューに挑戦しました。

駅周辺で翻訳機を片手に15人に声をかけたfrgos生、公園で開かれていたファーマーズマーケットで出店農家さんや来場者の方に話を聞いたfrgos生など、行き先もアプローチもさまざまです。

「SNSの誘惑に負けて勉強を始められない」という課題が韓国の学生にも共通していることを確かめたり、日本よりも「使いたい・使いたくない」の反応がはっきり分かれることに気づいたり。15時の集合時間までに、それぞれが大きな手応えを持ち帰ってきました。
韓国のスタートアップ支援の現場へ
午後は、GLOBAL STARTUP OFFICE(GSO)など、政府や民間が運営するスタートアップ支援施設を見学しました。
海外のスタートアップに対しても、オフィスや資金、現地企業とのつながりを積極的に提供する韓国の姿勢。そして、モチベーションの上がる空間づくりや、企業同士が交流できるイベント・ランチの場。日本との違いを肌で感じる時間となりました。


韓国の起業家の方々の前で英語ピッチ
その後はUnicorn Bridgeにて、韓国でスタートアップに挑戦している起業家の方々の前で、frogs生たちが自分のサービスを英語でピッチし、フィードバックをいただきました。
frogs生が受け取ったのが、ビジネスモデルについての指摘です。ただお金が生まれそうな案ではなく、「このサービスだからこそ生まれる収益」を突き詰めること。自分のサービスの弱いところを鋭く突かれる中で、若くして事業に挑む起業家の方々の裏にある、圧倒的な行動量と努力を感じたfrogs生もいました。

一方で、ピッチ資料が十分に準備できず、消極的なピッチになってしまったと悔やむfrogs生。「未完成でも、今のビジネスプランをしっかりぶつけてフィードバックをもらう」。そんな次への課題が見えた時間でもありました。
ピッチ後の交流会では、自分から積極的に話しかけにいく仲間の姿を見て、「自分はまだ遠慮してしまっている」と悔しさを口にするfrogs生も。こうした気づきも、海外という環境だからこそ得られた大切な学びです。

DAY3(10/12) 成均館大学との交流、MYSC「Merry Here」訪問
同世代の韓国の学生起業家たちと
午前中は成均館大学を訪問し、アクセラレーションプログラムに参加している学生たちとピッチ会・ランチ交流会を行いました。お互いのサービスをピッチし、フィードバックし合う中で、自分のサービスをグローバルな視点から見つめ直す時間になりました。
韓国の学生に「SNSの誘惑で勉強に集中できないことはある?」と聞くと、全員が「ある」と回答。課題が世界共通であることを確かめながら、どんな時に勉強へ切り替えられるのかを英語で聞き取るfrogs生の姿もありました。

韓国の学生の多くが、すでに自分のサービスを実際に動かしていること。成功した卒業生が大学に寄付し、その資金が次の学生スタートアップへの投資に回る仕組みがあること。学生たちにとっては驚きの連続でした。
同じ課題でも、解決へのアプローチは無数にある。現場で試し、学び、方向を見直すことをスピード感を持って繰り返すことの大切さを、同世代の姿から実感する時間となりました。
MYSC「Merry Here」で「ソーシャルインパクト」に触れる
午後は聖水(ソンス)エリアを散策したあと、MYSCを訪問しました。施設や企業についてご紹介いただいたあと、frogs生たちは研修最後のサービスピッチに臨みました。
企業紹介の中で何度も耳にしたのが「ソーシャルインパクト」という言葉です。SDGsのどの目標をどのように達成しているのかを具体的に説明していただき、社会課題に向き合うだけでなく、ビジネスとして継続できる仕組みをつくることの大切さを学びました。琉球frogsが大切にしてきた考え方とも重なる部分が多く、frogs生たちにとって自分のサービスを見つめ直すきっかけになったようです。

午前中のピッチで資料の不備から思うように話せなかったfrogs生も、午後までに資料を修正し、自分のサービスを最後まで伝え切ることができました。このピッチは動画で撮影し、後日フィードバックをいただく予定です。
一方で、英語では言葉を探すことに意識が向き、伝えたい背景やニュアンスまで表現しきれないもどかしさを感じたfrogs生も。限られた言葉だからこそ、「誰の、どんな課題を、どう解決するのか」を整理して伝える力が問われることを実感していました。
翌10/13、学生たちはたくさんの学びと悔しさを胸に、沖縄へ帰国しました。

frgos生たちの振り返り
研修後、frgos生たちが書いた振り返りの一部をご紹介します。

英語で初めて街頭インタビューをやり切れたことが一番の成長です。「SNSの誘惑に負けて勉強できない」という課題は世界共通だと確認でき、ゾーンNOWの前提に自信が持てました。LEAP DAYに向けては、11月からのテストフライトで10人以上のユーザーに「いつ・なぜ使ったか、使わなかったか」をヒアリングし、ユーザーの声と改善点を数字と実例で話せる状態を目指します。

ソウルのイメージが180度変わる機会になりました。翻訳機一つで、知らない地で一人で目的を持って動き、知らない人に声をかける度胸がつきました。フィードバックで知った類似サービスを改めて調べて差別化を進めるとともに、ターゲットとなりうる人に直接話を聞きに行き、早めにプロトタイプをつくって検証していく予定です。

チャンスは待つものではなく、自分から掴みにいくものだと学びました。完璧な計画にこだわらず、まず実際にサービスを試し、利用者の反応をもとに改善していきたいです。シークヮーサーの木のオーナー制度について、最低10人からフィードバックを集め、農家さんの収入向上とサービスの継続性を両立できる仕組みを形にしていきます。

自分の事業も必ずしも日本という選択肢に縛られる必要はなく、より成長できる環境を自分から選びにいってもいいのだと視野が広がりました。言葉が限られる中で説明するからこそ、「誰の、どのような課題を、どう解決するのか」をどれだけ整理できているかが問われる。LEAP DAYに向けては、現場で一次情報を取り続け、トラクションとなる数字を積み上げていきます。
ソウルで始まった対話を、11月の最終成果報告会へ
frogs生たちの挑戦は、11月28日(土)に開催する「最終成果報告会」へと続きます。半年間かけて磨いてきたサービスを、最終ピッチとして発表する場です。frogs生はそれぞれ、研修での学びをもとに、最終成果報告会までに取り組むことを具体的に考えていました。アイデアを語るだけでなく、実際に行動して得た結果や改善の過程を伝えられるように。韓国で受け取ったフィードバックと悔しさを力に、学生たちがどんな姿を見せてくれるのか、ぜひ楽しみにしていてください!
最後に
今回の研修にご協力いただいたSynapse Internationalのイ・ミンチャン代表、沖縄の可能性についてお話を聞かせてくださったハンスさん、ピッチを聞きフィードバックをくださった韓国の起業家の皆さま、交流してくださった成均館大学の学生の皆さま、MYSCの皆さまに、心より感謝申し上げます。
また、今回の韓国とのご縁をつないでくださったアルファドライブの麻生さんをはじめ、琉球frogsを応援してくださるすべての皆さま、本当にありがとうございました🙇♀️
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