こんにちは、大型台風の影響を心配している嘉数です。皆さんも台風には気をつけてくださいね!!
そして、こちら今回の研修写真でのハイライトです。カメラ目線は基本ボツなのですが、なぜかカメラを見てしまう健太郎。特別にここで採用してあげました。(笑)
西村さんの研修スタート
今回は最終選考でもお世話になったパーソルプロセス&テクノロジーさんのオフィスを使わせていただきました。そして、今日の研修テーマは「社会課題と向き合う、未来について考える」です。NPO法人ミラツクの西村勇哉さんを講師に招いて社会課題と未来についての研修をしてくださいました。西村さんは、普段から企業の新規事業開発や未来戦略策定の支援に取り組む方で、9期の時からRyukyufrogsでも研修を実施してもらっています。この西村さんの研修を通して社会課題と向き合うことができたという話を聞いて私も楽しみにしていました!!それでは研修の様子を見てみましょう。
社会課題と向き合う
研修では早速、自分が関心のある社会課題を探すところから始まりました。社会課題が書かれているカードを1枚選び、自己紹介となぜその社会課題を選んだのかを皆で共有します。事務局やOBOGもこの研修に参加しているので10期だけでなく全員の関心のある社会課題を知ることができました。
その後、西村さん自身の自己紹介、社会課題やソーシャルイノベーションについて教えていただきました。
皆さん、社会課題って具体的にどういう意味か答えられますか? 日本では少子化が問題視されてますよね。では、少子化によって起こる問題とはなんでしょうか?労働人口の減少、経済活動の衰退など様々なことがあります。しかし、世界を見ると人口増によって起こる問題もありますよね。例えば、貧困、収入格差、水不足、食糧難などがあります。どちらも解決すべき問題ですが、少子化を解決するために行った対策により人口増になりすぎても、またその逆でも問題は起こってしまいます。社会課題とはそのように「予見しきれていなかった負の外部性(副作用)によって起こるギャップ・困難」だということを西村さんはおっしゃっていました。 また、ソーシャルイノベーションとは社会課題が起こった状況に対して、課題への対処と同時に、対処から得られた新たな知見を次に繋げ、課題が解消した未来社会の実現(社会進化)に取り組む行為なんだそうです。
社会課題に対する意識が高い10期生ですが、改めて社会課題について理解を深めているようでした。また、西村さんが「社会課題を解決するのではなく、そもそも起こらないようにするためにはどうしたらいいか ?」というお話をされた時は皆すごく頷いていて、今まではどう社会課題を解決したらいいかばかりを考えていましたが、どう起こらないようにしたらいいかという新しい視点が得られたようです。
未来社会とは?
物凄いスピードでテクノロジーが進んでいる世の中ですが、この10年でどのくらいテクノロジーが進んでいるかわかりますか? 指数関数の力とムーアの法則で考えると64倍らしいです。10年で64倍ということは100年後はどうでしょうか。みなさん、想像できますか? 100万倍? 1億倍? そんなもんじゃありませんよ。なんと、約1垓倍だそうです!!!私たちの予想をはるかに上回っていました。普段、垓という桁を聞くことがないのでどのくらい早いのか想像ができません。(笑) ここで西村さんが伝えたかったことはテクノロジーは予想できないスピードで進んでいて10年後20年後、その先の未来を予想できる範囲で考えるのではなくあり得ないボリュームで考えないといけないということです。
10期生はとても若いので発想力は柔軟だと思います。その柔軟性とテクノロジーは1垓倍になるということを頭の片隅に置いていれば、いいサービス案が浮かんでくると思います。これからが楽しみです。
未来予測のワークショップ
先ほどのあり得ないボリュームで考えることを前提に、38領域401項目の未来予測情報が書かれているカードを都市空間と組み合わせて、どのような未来になるかアイデアを出しました。10期チーム、OBOG事務局チームに別れてアイデアを出していたのですが、さすが10期チーム、たった15分間で64個のアイデアが出ていました。OBOG事務局チームは35個と36個という結果に・・・。
その後、みんながそれぞれ出したアイデアから2つ以上のアイデアを組み合わせた新たな取り組みアイデアを作りました。今までサービスアイデアを考える時は色々考えすぎてしまい結局何も思い浮かばないという経験があったのですが、この日は皆ポンポン面白いアイデアが浮かんでいました。全員のアイデアを共有し組み合わせることで、今までの発想にない面白いアイデアになることに気づけたようです。また、アイデアを考えている時の皆の顔が本当に楽しそうでした。
最後に全員のアイデアを見比べて上位3位のアイデアを決めました。
実はこの上位3つのアイデアのうち1つは私のアイデアで、残り2つは10期の愛乃と健太郎です。どれが誰のアイデアかは当ててください!
自分自身が実現したい世界とは
アイデア出しを終わったあと、自分が興味のあるアイデアを一つ選び二人一組でインタビューセッションを行いました。このインタビューセッションがまた凄いんです。インタビューされながら、自分が興味のある社会課題や自分自身が何を軸に行動してるかが見えてくるんです。10期生も自分自身を深く知ることができたようです。
研修の最後には一人一人自分自身が実現したい世界について共有してもらいました。今回の研修で社会課題や未来について深く考えることができた10期生。まだ2回目の研修ということで初めは緊張した様子でしたが西村さんの研修を経て皆の表情も柔らかくなり、何より仲間意識がとても高くなったように思えました。
次回の研修からはサービス構築に入ります。今回の研修を活かして実現したい世界を作っていこう!!!
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