こんにちは!FROGS社のしまゆうです。
グローバル研修もいよいよ3日目、世界で活躍する方々からのフィードバックを受け、サービス構築を繰り返していく中で選抜生の雰囲気も変化してきたように感じます。
社会起業家の数=解決される社会課題の数
研修3日目は、ボーダレスジャパンの田口一成さんをお招きしました。
なぜ田口さんがソーシャルビジネスをしているのか、そもそもビジネスとソーシャルビジネスの違いとは何なのかなど、社会起業家としての考え方などを中心にお話ししてくださりました。
サービスプレゼンでは田口さんからそれぞれ選抜生にフィードバックをしていただきました。
まずはかりんのokaraokaraとうふ屋さんとわたしたち。
「すごくいいサービスだね。少し気になったのは、商品開発でおからが主になっていない部分。おからじゃなくてもいいよねって言われてしまったらそれで終わってしまう。後は、機能性商品にする場合には、はっきりとした科学的にも医学的にも効果があることが証明できないと売れない。」
と、商品開発の難しさや課題にアプローチする上で重要なことを話してくれました。
最後には、「このまま行動し続けてほしい。失敗し続けると何かあたる商品が絶対ある。」と応援の言葉をいただいていました。失敗しては行動して、の繰り返しできっとこれだと思うものが見つかるはず。頑張れ、okaraokara!
続いて、げんの英語カエルチーム。
「今の英語教育は文法とかをきっちりやるから苦手意識を持ってる人は多いし話せない人も多いよね。そういった要素でいうとすごくいい着眼点だね。でも、その教材はどこで持ち込めるかな?学校だと文法とかの方が重要視されて教えているよね。そこにどう入っていく?学校が取り込めたくなるようにするにはどうすればいいかだね。」
課題に対してのアプローチが良くても、実際に使ってくれる人がいなければサービスとして成り立たせることができません。
英語カエルチームがこれからどのように変化しているのかが楽しみです!
そしてゆうとのlitter busters。
「このサービスはどこから始まる?どういった人が登録する?最初に登録しているイメージがつかなかった。類似サービスのうまくいっているものは参考に、いっていないものはなぜそうなっているのかを考えてみるのもいいかもね」
サービス構築をしているときに必ず立ちはだかる壁が、類似サービスの存在です。既存のサービスと自分のサービスは何が違うのか、既存のサービスがあっても解決されていないのはどうしてなのか?
そういった情報をリサーチしてみたり実際に利用している人にインタビューをしてみるとまた新しい気づきが生まれそうですね!
最後の田口さんから選抜生へのメッセージでは、
”課題をずっと頭の片隅に置きながら考え続けることが事業作り”
”微力だけど無力じゃない”
”みんなも苦しい局面や自分には才能がないんじゃないかと思うときは何度もある。そこで諦めずにやり続けることが大事”
など、心に残るワードをいくつもおっしゃっていて、frogs生達も社会課題を変えるサービスを作る上で大事なマインドを再確認できたのではないでしょうか。
人生は旅行ではなく”旅”
続いて、4日目には塩田元規さんをお招きしました。
始めに塩田さんからアカツキ創業期や塩田さんの人生の話をしていただきました。
塩田さんは、大学生の頃に働いていて幸せな会社とそうでない会社の違いか気になり、
幸せだと思う会社の社長にインタビューする学生団体をつくったそうです。
その時に出会った様々な経営者の方からの言葉に、沢山の気づきがあったと語っていました。
その中で私が印象に残ったのは、
”人生は旅行ではなく旅”という言葉です。
旅は旅行とは違ってプロセスも楽しむもの。目的にフォーカスすることは大切だけど、重要なことは目的は何のために掲げるのかを問うこと。そうすると、目的が達成できなくても確実に成長している。
また、”成長思想”という言葉もありました。
目的を達成出来ても、出来なくても、前の自分よりも成長したかどうかを考えることができるか。という思想です。
frogsでは、サービス構築をするだけのプログラムではありません。
これからの社会を担うリーダーとして、その在り方を学び気づく場でもあります。
塩田さんのお話は、選抜生の心に刺さるものがあったのではないでしょうか。
frogs×EMC×SFC交流会
そして、午後にはfrogs選抜生とEMC生、SFC生との交流会でした!
ブレイクアウトルームに分かれて、それぞれが取り組んでいることを共有しあいました。
分野は違えど、自分のやりたいことや目指す未来に向けて行動している同世代と繋がることができたのはいいきっかけになったのではないでしょうか。
実際に、ゆうとのlitter bustersやかりんのokaraokaraのサービスを聞いたEMC生が、「私の友達が似たような事業に取り組んでいるから繋げるね」と新しい繋がりが生まれる瞬間も見られました。
また、サービスを聞いたEMC生、SFC生からサービスを深堀る質問やアドバイスが飛び交い、frogs選抜生にとっても多くの気づきや情報を得ることが出来たようです。
今回の交流会をきっかけに、今後もお互い刺激し合う関係になるといいですね!
未来は変わり続ける
最後のセッションでは、EMC学部長の伊藤洋一さんをお招きしました。
質疑応答の時間で、
げん
「失敗を恐れず挑戦していくことの大切さを知ってるけど、どうしても怖くなってしまうことがある。そういったときのマインドセットをつくる方法は?」
という質問が挙がりました。
伊藤さん
「失敗は誰でも怖いもの。それは受け入れた上で、やると決めたことは宣言してやらざるを得ない環境をつくる。後は、大きな失敗よりも早く行動して小さい失敗を繰り返していく方がいい。」
失敗が怖いという感情をなくそうとするのではなく、その中でどう自分が行動できるか環境を自ら作っていくことが大切なんですね。
失敗を小さく・早く・沢山する。frogsのcore principlesにもあります。迷ったら進み続けることが大切だと改めて気づかせてくれました。
最後の振り返りでは、研修を終えての自分を100点満点で評価してその理由を発表してもらいました。
かりん
3日目は90点、4日目は80点
インプットメインで情報をたくさん入れられた。
塩田さんの言葉が印象に残っている。もっと課題に向き合わないといけないなと感じた。
げんちゃん
3日目は80点、4日目も80点
田口さんからいいアドバイスを聞けた。一度教材とは別のところにフォーカスをあてて考えてみる。振出しには戻ったけど、新しい気づきも多く得られた。
質問などを積極的にして多くの気づきを得られた。
あかり
3日目は70点、4日目は85点
プレゼンするときにうまく言葉が出てこなくて説明が出来なかった。想いを伝えることが出来なかった。
自分の悩みを色んな人に相談してきたけど、塩田さんの言葉が1番深く刺さった。
frogs以外の新しい人との交流でも多くの気づきが得られた。
ゆうと
3日目は80点、4日目は70点
選抜生からのサービスに対するフィードバックで大きな気づきを得られた。
選抜生の悩み、葛藤を見て自分自身ともちゃんと向き合っていきたいと思った。
選抜生の表情や振り返りでの気づきの発言を見ると、グローバル研修前と比べると明らかに変化しているように感じました。
きっと、自分自身と向き合う時間やサービス構築で悩んでは挑戦してを繰り返していく中で様々な気づきや成長があったのではないでしょうか。
グローバル研修後半、そしてこれからのサービス構築を見るのが楽しみです!
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