グローバル研修もいよいよ終盤に差し掛かってきて、選抜生の変化も多く見られるようになってきました。
組織の変革の前に、個人の変革を
6日目の初めは、
シリコンバレーからWiLの琴章憲さんに登壇していただきました。
WiLの投資先であったTwitter米国本社で、日本展開を支援していたこともある琴さん。シリコンバレーの凄さやTwitter社で多くのことを学んだと話してくれました。
「シリコンバレーでは、個人レベルでのマインドセットやスキルセット、ネットワークが発達していて、組織レベルでの仕組み・型が発達している。
どんなに良い種をもっていてもそこに関わる人や環境によって成長するかしないかが変わってくる。」
と、企業が発展する上で重要なことを教えてくれました。
例年であれば実際に現地に行って肌で感じるグローバル研修だったので少し残念ですが、琴さんからのリアルなシリコンバレーの話に選抜生も興味深々でした。
コロナが落ちついたら琴さんに会いにシリコンバレーに行きたいです!笑
また、これからの時代に求められる思考として、
BI(before Internet)とAI(after Internet)という考え方を話してくれました。
●答え探し→問い探し
●目的型→展開型
これからは、美しい答えよりも美しい問題文が重要な時代になること、目的を1つ決めて1直線に向かうよりもどんどん新しいことに挑戦していく発展型が重要であるなど、時代の変化に合わせて大事な思考と行動について教えてくれました。
そして、日本人にとって最も大事なマインドセットであるという”yes and”という考え方について話してくれました。
yes andとは、
・批判・否定・批評しないこと
・安心・安全な空間
・アイデアを肯定し、さらに発展
するという考え方です。
実際にyes andのワークショップをしてみて、
かりん
「yes badの時は話が進まない。yes andのときは話がどんどん発展していった」
じゅん
「Yes and のときは自分のいつもの考えの範疇を超えた話になった。普段、想像にブレーキかけて話しているんだと気づけた」
馬鹿げた内容でもいいからアイデアを出しまくって、そのうえで整理をする。
いいアイデアもそうでないアイデアも、全てはアイデア発散の時の破片が派生して生まれたもの。何1つダメな意見などない。
この考え方は、アイデア発散に悩んでいたチームにとっていい参考になりそうですね!
琴さん、ありがとうございました!
行動することで人はどんな姿にもなれる
続いて、
Color in Life株式会社代表の冨士田玲奈さんに登壇していただきました。
冨士田さんは、現在23歳で選抜生とほぼ同世代です。
大学1年生で中退し、アメリカの大学に編入。インターンシップや様々なイベントのアシスタントなどを行っていたそうです。
一見、その経歴を聞くと自分とは違う人だと思うかもしれませんが、私は最初からそのように行動できていたわけではありません。と語っていました。
しっかりと自己と向き合い、
自分にとって1番力になるマインドセットを身につけ、
恐れずに行動しつづけた
この3つが今の冨士田さんを構成するうえで重要なことだそうです。
大学受験で希望の大学に行くことが出来ず、そこで自分と徹底的に向き合う時間を作ったことで、他の人と同じ土俵で戦うことを辞めて他の学生と違うことをやろうと決めたそうです。
そんな冨士田さんの話の中に、
”何をするかで迷って動かないよりはとにかくなにか行動した方がいい”
”正解の道なんてない選んだ道を正解にする”
”人生に【無駄】なんてない”
”だれだって初めは初心者”
など、実際に冨士田さん自身の経験を通じての言葉に、選抜生にとって深く心に刺さるものもあったのではないでしょうか。
質疑応答では、
ゆうと
「新しい観点を取り入れるために、沢山の人と話をすることも学生時代にやっていましたか?」
冨士田さん
「そうですね。やっていましたし、それ大事だと思います。
高校生時代は受験とかサッカーだけでしたが、大学に入ってからはインターンなどのコミュニティに入るようにしていました。あとはセミナーに入ったり。
SNSでもお話聞きたいです!って連絡するようにしています。人と話すことを増やして、コミュニティをつくっていくことをしていました。」
今まで1人でサービス構築に挑んできたゆうと。冨士田さんの話を聞いて実践してみることで新しい視点や繋がりを得ることが出来るのではないでしょうか。
冨士田さん、ありがとうございました!
人生に無駄は1つもない
最後のセッションは、フィンランドからBusinessOuluの内田貴子さんに登壇していただきました。
貴子さんは日本の大学を卒業して就職し、その後にフィンランドに留学に行ったそうです。フィンランドのOuluでの留学時代の話、キャリアの話をしてくれました。
留学時代には、日本人は貴子さん1人で初めの頃は英語もあまり話すことが出来ず、クラスメイトともコミュニケーションをとることが出来なかったそうです。
しかし、自分は何のためにここに来たのだろうと自分と向き合う時間を作ったことで積極的に行動するきっかけになったそうです。
様々な人との出会い、文化や宗教の違いを体感し、
日本や自分に対して向き合う時間をつくることができた、と語っていました。
選抜生の中には留学や海外での生活を考えている人もいたので、とても参考になる話でした!
キャリアの話では、
海外で働くことはいつでもアウェイである
毎日が勉強であり挑戦でありエキサイティングである
自分自身を強く持ち、信じる
という考え方を大切にしていると話していました。
フィンランドで働くにあたって、自分が外国人だということを割り切って働くこと、自分の行動が日本のイメージに直結するため行動を意識することなど、海外で働くうえでの貴子さんの考え方を知ることができました。
また、フィンランドはオンとオフがしっかりしている、格差が小さい、など日本とフィンランドの違いを多く紹介してくれました。
フィンランドの自然や生活の様子の動画なども共有してくれたので、よりフィンランドに興味をもった選抜生も多いのではないでしょうか。
そして最後には選抜生にメッセージとして、
「何か新しいことを始めるときに早いも遅いもない。自分のタイミングがあなたの適齢期。」
「コツコツやることは、成功への近道である。人生を楽しみながら頑張ってください」
と、温かい言葉を選抜生に送ってくれました。
質疑応答では、
じゅん
「フィンランドと日本の英語教育との差は何ですか?」
貴子さん
「学校で語学を教える先生は皆、教員資格に加えて教える語学の資格を持っている。テレビ番組も英語のものが多く、フィンランド語の字幕がついている。英語に触れる機会が多いと思います。」
はまちゃん
「フィンランドで行われているフードロスの対策はありますか?」
貴子さん
「Ouluの会社で、レストランで使われなかった野菜やフルーツを引き取って、加工して売るという会社がある。その引き取りも電気自動車で行ったりしている。」
というやり取りがありました。
選抜生も、質問を通して自分のサービスに活かそうと、質問の質が変化してきているように感じます。
限られた時間でチャンスを得るか得ないかは選抜生次第です。ナイストライ!
グローバル研修が進む中で、選抜生の様々な変化を目の当たりにすることが多くなりました。
残りのグローバル研修、選抜生の変化、サービス構築がますます楽しみです!
貴子さん、ありがとうございました!
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